多様性と音楽の未来
2025-04-07 12:10:41

ちゃんみなが語る多様性の重要性と日本音楽界の未来への期待

YouTube Japan Women in Musicイベントでのちゃんみなのメッセージ



2025年3月27日、YouTube JapanとBillboard JAPANが共催するイベント【YouTube Japan Women in Music with ちゃんみな supported by Billboard Japan】が東京のGoogle 渋谷オフィスにて開催されました。このイベントは、音楽の分野で活動する女性を支援することを目的としており、各国での音楽業界における多様性の意識改革の重要性が強調されました。

まず、モデレーターを務めた佐々木舞氏が参加企業の取り組みを紹介しました。Billboard JAPANの高嶋直子編集長は、米国のビルボード・パートナーシップを通じた活動について説明。一方、TuneCore Japanの新妻里華氏は、自社サービスを利用する女性アーティストの数が年々増加していることを報告し、多様性が実際に進行中であることを示しました。

続いて登場したちゃんみなは、ガールズグループ“HANA”のプロデューサーとしても名を馳せており、世代や立場を超えた共感を集めるオーディション「No No Girls」について語りました。このオーディションは身長、体重、年齢、国籍といった制限が設けられておらず、参加者全員の才能を尊重する取り組みです。ちゃんみなはこのプロジェクトによって“報われるべき才能”が認められ、社会の変化を促したいと考えていると述べました。

多様性についての考察



ちゃんみなは「多様性とは何か」という問いに、自身の経験を交えながら、「見た目やジェンダーだけでなく、全てを受け入れることではない」とし、他者からのイメージに縛られることが成長の妨げになると指摘しました。「相手の持つイメージによって、その人の選択肢が失われることは多い」と語る彼女は、他者を理解するためには固定概念を排除し、一人ひとりを見つめ直すことが重要だと提案しました。

また、マネージャーの山崎氏は「多様性に対する決まった答えはない」とし、参加者の意見を聞きたいと呼びかけました。さらに、日本における国籍や人種の多様性に関連して、自分たちのアイデンティティを大事にすることが重要であると強調。「私たちが持つアイデンティティを保ったままで、世界から注目を集めることが大切です」と述べ、今後の音楽シーンに求められるものを問いかけました。

日本の音楽の未来への期待



イベントの締めくくりには、参加者からの質問にちゃんみなが応じました。「今後の日本の音楽業界に期待することは?」という問いに対し、「オリジナリティ。日本にはユニークな文化があるので、それをアートにどう落とし込むか」と答えました。これは、日本の独特な表現を守りながら、グローバルな舞台で評価されることの重要性を強調しているとも言えます。

さらに自らが“おかんバイブス”を持つ必要性を訴え、社会の支え合いの重要性を示しました。「私たちが心に持つ“おかん”を宿してほしい」と語る彼女の姿には多くの共感が寄せられました。イベントは活気に満ちた雰囲気の中、参加者の拍手で締めくくられました。だれもが共感し、自らの考えを深めるきっかけとなった一日でした。

このイベントを通じて、ちゃんみなが提唱する多様性とオリジナリティの重要性が、今後の日本の音楽界にどのように影響を与えていくのか、注目していきたいです。


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