上妻宏光、25周年記念アルバム『繋 -TSUNAGU-』新たな音の世界を発信

上妻宏光、ソロ活動25周年記念アルバム『繋 -TSUNAGU-』をリリース

三味線奏者の上妻宏光が、2025年11月26日にソロ活動25周年を記念したアルバム『繋 -TSUNAGU-』をリリースします。デジタル版は11月15日に先行配信され、ファン待望の新作がついに登場します。このアルバムは「伝統とは革新とともに繋ぎ続けること」という上妻の思いを基に、次世代の奏者たちとの共演を通じて新しい時代へとつなげることをテーマにしています。

アルバム制作の背景と主な楽曲

『繋 -TSUNAGU-』には、アカデミー賞作品『パラサイト半地下の家族』や『イカゲーム』などの作品で知られる韓国の作曲家チョン・ジェイルの書き下ろしの曲「YUGEN」が含まれています。この曲は、日韓国交正常化60周年を祝う意味も込められています。また、和太鼓の第一人者である林英哲との共演曲「NIPPON」は、地元の秋祭りで初披露され、大盛況のうちに終演しました。さらに、次世代の津軽三味線奏者・浅野祥やチェロ奏者の宮田大、箏奏者のLEOなど、国内外のトップアーティストとのコラボレーションが実現しています。

このアルバムは、異なるジャンルのアーティストたちとの共演により、伝統音楽と現代音楽が交わる新たな音の世界を構築する意欲作として、注目を集めています。

「生一丁！」Tour 2025-2026の詳細

また、アルバムのリリースに合わせて、25周年記念の全国ツアー「生一丁！」Tour 2025-2026がスタートします。ツアーは、2025年11月15日のニューヨーク・Symphony Spaceから始まります。日本での初日は11月30日の宮城・中新田バッハホール公演で、その後も全国14回の公演が予定されています。特に東京公演では、チョン・ジェイルとの共演も予定されているため、ファンにとって見逃せないポイントとなるでしょう。

デジタル配信は、Dolby Atmosによる空間オーディオに対応しており、三味線の繊細な音色や鼓動が360度の立体音響で再現され、まるでその場にいるかのような臨場感を楽しむことができます。

今後の展望

上妻宏光は、これまで様々なジャンルのアーティストとコラボレーションしてきましたが、今回のアルバムではよりシンプルに「上妻三味線」の特性に向き合ったと語っています。これからの世代へ、そして世界と繋がる音楽を探求する彼の姿勢は、今後の活動にも大いに期待が寄せられています。

ぜひ、多くの方々にこの新たな音楽の旅を体験していただきたいと思います。上妻宏光のマジックを体感するチャンスをお見逃しなく！