日本フィルが新たに室内楽シリーズをスタート
公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団が、創立70周年を迎え、新たな室内楽シリーズ【東京室内楽定期】を始めることが発表されました。このシリーズは、団員自身がプロデュースに関与したアンサンブルコンサートとして、特に注目されるイベントです。
初回公演の概要
第1回目の公演は、2026年3月23日(月)に銀座の王子ホールで開催される予定です。これを皮切りに、Vol.2は同年11月に、Vol.3は2027年3月に銀座・ヤマハホールで行われる計画です。このシリーズでは、オーケストラのセクションをまたいだ室内楽の名曲が演奏される予定です。
演奏者の魅力
初回の公演では、さまざまな楽器の演奏者が参加します。ヴァイオリンには伊藤太郎さんと末廣紗弓さんが、ヴィオラには小中澤基道さんと児仁井かおりさん、チェロには門脇大樹さん(ソロ・チェロ)と石崎美雨さん、そしてフルートやオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンなどの多彩な楽器の首席演奏者が登場します。この豪華なラインナップによって、観客の皆様にはそれぞれの個性や技を存分に楽しんでいただけます。
プログラム内容
プログラムには、モーツァルトの「オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370」、ヒンデミットの「管楽七重奏曲」、ベートーヴェンの「七重奏曲 変ホ長調 op.20」が含まれています。これらの作品は、どれも室内楽の名作とされ、多様なアンサンブルの魅力を体験できる貴重な機会となることでしょう。
チケット情報
チケットは、2025年12月18日(木)から販売開始されます。一般料金は4,500円、日本フィルの各種有料会員は4,000円で購入が可能です。ただし、未就学児は入場できないので注意が必要です。
お申込み方法
参加を希望される方は、日本フィル・サービスセンター(03-5378-5911、平日10-17時)または、日本フィルの公式サイトからeチケットを利用して、お申し込みができます。この機会に、日本フィルの新たな試みである室内楽の世界をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
日本フィルの未来への期待
こうした室内楽のシリーズは、オーケストラだけでは味わえない親密かつ濃密な音楽体験を提供します。楽団員同士のコミュニケーションや息遣いを感じながら、一瞬一瞬の響きを楽しむことができる、この特別な空間をお見逃しなく。日本フィルが創り出す新しい音楽の形に、今後も期待が高まります。