セキトオ・シゲオの新MV「ザ・ワード II」が話題に
日本のエレクトーン奏者、
セキトオ・シゲオが発表した新しいミュージックビデオ「ザ・ワード II」が、多くの音楽ファンの注目を集めている。この作品は、
OverLightShowとのコラボレーションによって制作されたもので、1970年代のアナログ手法を活かした油彩や染料を用いたリキッドライトを基にした映像が、現代の8K高解像度で表現されている。圧倒的な視覚体験とともに、ドリーミーでサイケデリックな音楽が見事に融合している。
1970年代のアナログ技法を再現
新しいMVは、シゲオが1970年代にリリースした同曲の魅力を再構築する試みの一環であり、当時のリキッドライト技術を駆使している。この映像は、時代背景を反映しながら、J-Popの現在の潮流との接続を目指している。そのため、本作にはグラフィカルな演出とともに、音楽の深い魅力が引き出されている。
シゲオはこの曲をエレクトーンの練習曲として制作したと言われており、最近ではMac DeMarcoやTravis Scottといったアーティストによって引用され、国際的にも注目されている。
音楽の力を可視化する
OverLightShowの大場雄一郎氏は、「WordとLight、二つの要素のコラボレーション」と語り、映像制作においてシゲオの楽曲の宇宙感を映し出すことを意図したと述べている。また、過去のオリジナルに敬意を表しつつも、新しい視覚体験への導入部としてこの映像が機能することを望んでいるとのこと。
J-DIGSプロジェクトからの新リリース
さらに、J-DIGS(日本コロムビアが実施する音楽再発プロジェクト)が11月1日にセキトオ・シゲオのアルバム「華麗なるエレクトーン」をリリースする。この新作には、名曲「ザ・ワード II」も収録されており、特にカラー・ヴァイナルがファンの間で期待されている。
このアルバムでは、エレクトーンによるバレアリックでドリーミーなサウンドが特徴であり、全体を通して新旧のファンに喜ばれる内容。音楽好きにはたまらないリイシューになることだろう。
アートと音楽の融合
シゲオが作り出したビデオと音楽は、ただのエンターテインメントを超えて、聴く人々に深い感動を与えるものである。視覚と聴覚の両方を駆使しながらアートと音楽の融合を果たすことで、彼の世界観をより多くの人々に届けることが可能になる。
現代の技術を駆使し、70年代の魅力を再現した「ザ・ワード II」の新ミュージックビデオは、音楽はもちろん映像アートとしても一つの傑作と言えるだろう。彼の活動がこれからどのような形で発展していくのか、ますます目が離せない。
これらの作品は、音楽ファンだけでなく、アート愛好者にも強く訴えかけるものである。セキトオ・シゲオの新境地に立ち会うことに期待が高まる。