中村ピアノが贈る「ニポポのうた」、切ないストーリーとともにリリース！

中村ピアノが「ニポポのうた」をリリース

日本の弾き語りシンガー、中村ピアノが新たなバラード「ニポポのうた」を5月28日に配信する。
この楽曲は、北海道のオホーツク海を舞台にした『オホーツクに消ゆ』の象徴とも言える「ニポポ人形」をテーマにしている。この人形は、実際には網走刑務所の受刑者たちによって制作され、涙を流した人々の姿を表現しているという。

「ニポポのうた」の背景

楽曲の制作には、名作ゲーム『オホーツクに消ゆ』に携わる堀井雄二がシナリオを提供しており、物語の深さを色濃く反映した内容となっている。中村ピアノは、ゲームをプレイし、その中で描かれるストーリーに感動してこの曲を作り上げた。これにより、音楽とゲームの両方のファンにとって特別な意味を持つ楽曲となる。

リリースとミュージックビデオ

「ニポポのうた」は、5月28日と同日に公開されるミュージックビデオでも注目されている。中村ピアノ本人がゲームのキャラクター「野村真紀子」に扮し、歌い上げるシーンはファン必見だ。作中の感情に寄り添いながら、彼女の歌声がその場面を一層印象深く演出する。

中村ピアノの音楽キャリア

中村ピアノは、ピアノを弾きながら歌うスタイルで広く知られている。彼女は、かつて東京事変のベーシスト、亀田誠治が率いる亀田大学サークルのメンバーであり、音楽界での経歴も豊かだ。2018年に「銃声と花びら」、2019年には「東京ディスコティック！！」をリリースし、徐々にその名を広めてきた。また、テレビ番組とのタイアップも多く、特に「勇者ああああ」や「関内デビル」といった作品での露出も見逃せない。

2020年には猫ひろしの公式マラソン体操ソングを制作し、ユニット「猫ピアノ」を結成。これらの活動を通じて、彼女はジャンルにとらわれない音楽スタイルを確立している。