CO2削減実験開始!
2025-02-25 10:48:16

富士通とANA X、川崎市で初のCO2削減可視化実験を開始!

富士通、ANA X、川崎市が取り組むCO2削減の実証実験



2025年2月27日、富士通株式会社、ANA X株式会社、東芝データ株式会社、そして川崎市は、一緒に脱炭素社会の実現を目指す新しい取り組みを開始します。この取り組みは、各社が提供するスマホアプリケーションを活用して、市民の環境行動によるCO2削減量を可視化する国内初の実証実験です。

実証実験の目的



この実証実験の目的は、市民が日常生活の中で実施した環境行動がどれだけCO2を削減したかを数値で示し、自身の環境に配慮した行動を振り返る機会を提供することです。具体的には、環境省が新たに策定した市民の環境行動によるCO2削減量のデータベースを用いて、その数値を示す仕組みを構築します。

川崎市は、2050年のカーボンニュートラルを目指し、2030年度までに温室効果ガスを46%削減することを目指しています。この目的を達成するためには、市民一人ひとりの行動変容が必要です。実証実験を通じて、市民の環境意識を高めることが期待されています。

実証実験の概要



実証実験の期間は、2025年2月27日から3月28日までの約一か月間です。対象者は川崎市の居住者及び在勤者で、参加者は事前に各社が提供するスマホアプリケーションを取得し、年齢や居住地域などの情報を登録します。

参加者の移動履歴や購買行動、およびその他の環境行動は、富士通が構築するデータプラットフォームに蓄積され、CO2削減量として換算されます。本実験では、参加者が自分の行動からどれだけCO2を減少させたかを「Eco Potential」というWebアプリで確認できるようにします。この仕組みを通じて、参加者の環境配慮行動の可視化が実現されます。

各企業の役割



  • - 富士通: 環境行動データプラットフォームの構築、及び「Eco Potential」の開発を行います。また、川崎市の街づくりを目指し、環境行動と連動するアプリ「Green Carbon Club」の提供も行います。
  • - ANA X: 移動におけるデータを利用して、ポイントやマイルが貯まるモバイルアプリ「ANA Pocket」を提供し、そのデータを「Eco Potential」と連携します。
  • - 東芝データ: 購入時に通常は紙で提供されるレシートを電子化する「スマートレシート®」のデータを提供し、購買活動の環境影響を可視化する仕組みに協力します。
  • - 川崎市: 実証実験の助言、実施フィールドの提供、周知広報活動を行います。

期待される成果



この実証実験から得られるデータは、今後の市民の行動変容を促進し、CO2削減量の社会実装に向けた基盤となることが期待されています。また、環境省による「デコ活」運動が進行中の中、企業同士の連携が新しいマーケットを創出し、環境問題に対する意識向上に繋がることでしょう。

結論



川崎市と企業が連携し、脱炭素社会が持続可能になるための具体的なステップを踏み出したこの実証実験は、国民のライフスタイルの転換を促す新たなムーブメントとなることが期待されています。市民一人ひとりの取り組みが、将来の地球環境に影響を与える重要な存在であることを、これを機に再認識する必要があります。これからの展開に注目が集まります。


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