アルバム『祝詞 - Norito -』の誕生
2025年4月12日に、<RECORD STORE DAY 2025>の一環として、YUIMA ENYA、J.A.K.A.M.、DJ KENSEIによるコラボレーションアルバム『祝詞 - Norito -』が全世界で発売される。この作品は、各々異なる音楽的背景を持つ三人のアーティストによるもので、彼らの才能が見事に融合した一枚である。
アーティストの特徴
YUIMA ENYAは東京出身で、18歳の時にアメリカの有名なジャズ学校「The New School」で学び、独自の音楽スタイルを開発してきた。彼女は、ソウルやジャズ、レゲエなど多数の音楽ジャンルを取り入れながら、現代のビートに昇華させることを得意としている。J.A.K.A.M.は、DJやトラックメーカーとして国内外のシーンで活躍しており、独自のビートを駆使して魂を揺さぶる音楽を創り出すことに定評がある。そしてDJ KENSEIは、日本のヒップホップの重鎮として、その幅広い音楽的センスから生まれるトラックは多くのアーティストに影響を与えている。
アルバムの内容
『祝詞 - Norito -』は全6曲で構成され、Side XにはYUIMA ENYAとJ.A.K.A.M.、Side YにはYUIMA ENYAとDJ KENSEIが参加している。Side Xの収録曲の中でも特に注目されるのはトラック「矮大 Waidai」と「謳歌 Ouka」で、これには彼らの音楽的探求や共同作業の成果が反映されている。Side Yでは、DJ KENSEIとのコラボレーションにより「ひょっとこ Hyottoko」という力強い楽曲も収められており、これらは彼らの音楽が互いに影響し合いながら形成されたことを示している。
制作の裏話
アルバム制作にあたって、彼らは互いのアーティスティックなビジョンを尊重し合いながら、自身が表現したい内容を真摯に追求した。特にYUIMA ENYAは、人間や命への深い慈しみを感じながら、楽曲のリリックを創作していったという。このアルバムのタイトル「祝詞」は、日本の神道に由来し、感謝と祈りを表す言葉を示している。そのため、収録された全楽曲は、聴く人に心の豊かさや糧を与える旨が込められている。
世界同時発売の意義
2025年のRecord Store Dayでは、世界各国のレコード店から本アルバムが販売され、アメリカ、イギリス、ドイツ、台湾、シンガポールなど、様々な国で同時発表されたことは、大きな意味を持つ。それは彼らの音楽が国境を越えて、多くの人々に魅力を伝える能力を持っていることを証明している。今回のコラボレーションを通じて、彼らがどのように音楽を通じてひとつになっていくのか、その進化を見守りたい。
最後に
この『祝詞 - Norito -』のリリースを通じて、YUIMA ENYA、J.A.K.A.M.、DJ KENSEIの三者は、音楽の力やその背後にある人間ドラマを改めて浮き彫りにする作品を世に送り出した。音楽が人々の心に響き、共鳴し合う様子を、多くのリスナーが体験することになるだろう。彼らの次のステップにも期待が高まる!