和製ソウルの歴史を辿る『アカサカ・ソウル』再発
2014年に初めて世に送り出されたコンピレーションアルバム『アカサカ・ソウル』が、2025年1月29日に待望の再発を果たします。この作品は、昭和の経済成長期における日本のポピュラー・ミュージックの中心地、港区赤坂で生まれた和製ソウルとグルーヴ歌謡の名曲を厳選して収録したものです。その重要性と影響を再確認するために、この再発は多くの音楽ファンにとって意義深いものとなるでしょう。
赤坂のポップミュージックの隆盛
1968年に開催されたTamla-Motown Festivalを契機に、赤坂は日本におけるソウル・ミュージックの中心となりました。特に、日本コロムビアが手掛けた作品群は、当時の音楽シーンに多大な影響をもたらしました。その中でも『アカサカ・ソウル』は、オリジナル編とカヴァー編の二部構成で構成されており、収録された曲は今でも多くの人々に愛されています。
再発されるCDには、オリジナル編としてしばたはつみや弘田三枝子といった、名立たるアーティストの楽曲が収められています。内容を見ても、シンガーレディ、ソウル・レイディ、帰ろうか 帰ろうかなど、エモーショナルなメロディや力強いリズムに共鳴することでしょう。
フランスからの新装盤LP
加えて、オリジナル編から厳選した8曲に新たに2曲を加えた『アカサカ・ソウル・ファンク』が、和モノの発掘に力を注いでいるフランスのレーベル「180g」からアナログとして発売されることも決まりました。2025年2月28日にはデジタル配信もスタート予定で、リリースされる10曲には弘田三枝子の名曲「ソウル・レイディ」やしばたはつみの「古い服なんか」などが含まれています。
この新装盤は、懐かしさを感じさせるだけでなく、現代に通じる新しいサウンド体験を提供してくれることでしょう。日本の音楽シーンにおける貴重な資産として、この作品が世に広まることを期待しています。
音楽ファン必見の再発情報
再発に際して、CDは2枚組でリリースされ、価格は3,080円(税込、税抜価格2,800円)となっています。パッケージには、オリジナル編とカヴァー編が同梱され、多くの魅力的な曲が詰まっています。さらに、アナログレコードも手に入れるチャンスがあり、音質にこだわるリスナーにはたまらない内容です。
再発にあたるディスコグラフィーやアートワークも見どころの一つです。これを機に、当時の音楽とその背景を知ることができ、自身の音楽センスを磨く良い機会となるでしょう。音楽の黄金期を再び体験してみませんか?
各販売サイトやレコード店での購入をお忘れなく。公式サイトには、CD、LP、デジタル配信の詳細も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。