Galileo Galileiがファイターズのために新曲「青陽潮」を発表
北海道出身の人気バンドGalileo Galileiが、北海道日本ハムファイターズの2025シーズンのテーマソングとして「青陽潮(あおびしお)」を制作しました。この楽曲は、HBC(北海道放送株式会社)との共同プロジェクトの一環であり、ファイターズを応援するために書き下ろされたオリジナル曲です。
支持されてきた過去の楽曲
Galileo Galileiは、これまでにもファイターズ戦の中継で使用される楽曲「SPIN!」を提供しており、ファンからの支持を受けてきました。今シーズンは、その流れを汲みながら、新たに「青陽潮」を開発しています。メンバーは、ファイターズへの熱い想いを胸にシーズンオフ中に完全オリジナル曲の制作に取り組みました。
新曲の内容とメッセージ
「青陽潮」というタイトルには、ファイターズのチームカラーである青と同チームの「大航海」の理念を重ね合わせた意味があります。この曲は、水平線の向こう側を目指す旅へといざなうイメージを持っています。ボーカル・ギターの尾崎雄貴は、タイトルの由来について語り、肉醤や豆醤に使われる「醤」という言葉に対する愛着もあったことを明かしています。
楽曲の制作には、アーネスト・ヘミングウェイの小説『老人と海』からインスピレーションを受けており、人間が生物として生き延びる目的以外にも何か別のものを求め続けることの象徴として、野球や音楽が存在しているというメッセージを込めています。歌詞には、物語の主人公であるサンチャゴの名が登場します。
また、新曲はブルーグラスというジャンルに焦点を当て、尾崎が好きな楽曲「走れコータロー」からの影響も受けています。この楽曲は、ファイターズの試合映像を観ながら制作されたため、球団への応援の思いが強く込められています。
シーズン開幕に向けた期待
2025年の北海道日本ハムファイターズシーズンが始まると同時に、HBCのファイターズ関連番組に新曲「青陽潮」が彩りを加えることでしょう。音楽とスポーツが交差するこのプロジェクトに、注目が集まります。
Galileo Galileiについて
Galileo Galileiは、2007年に北海道稚内市で結成されたロックバンドで、透明感のあるメロディと繊細な歌詞で多くのファンを魅了しています。バンドは、2008年に<閃光ライオット>でグランプリを獲得し、2010年に初シングル「夏空」で一躍注目を浴びました。
その後も、アニメ『おおきく振りかぶって』のオープニングテーマに起用された「夏空」や、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のオープニングテーマ「青い栞」といった楽曲で多くのファンの心を掴み続けました。2016年に活動を一時休止しましたが、2022年に活動を再開し、2023年には新作アルバムをリリースし、精力的に活動を展開しています。
これからもファンとの交流を深めながら、新たな挑戦を続けるGalileo Galileiに期待が高まります。